出典https://www.asahi.com/articles/photo/AS20170918001…

15対12で福岡の勝ち!B2優勝

第1クオーターは重い展開となりました。18対15で福岡リード。秋田のインサイドアタックが決まらない!そしてファールが多いですね。今日で決める!という思いが、気負いになっている感じです。昨日の序盤と同じですね。お互いターンオーバーも多い。


第2クオーターは入れたら入れ返す展開。秋田が同点、逆転に成功しました。25対17。ディフェンスが厳しくなり、外のシュートの確率が上がりました。高畠選手の3P,ミドルが効果的でした。ディフェンスもアグレッシブ!


でもさすがに福岡は一勝一敗に持ち込みたいので、気迫は素晴らしい。

そこを、秋田はディフェンスでターンオーバーを誘い、レイアップで終了しました。


第3クオーターはまたもや、重い展開になりました。秋田はファールをうまく取らされている感じ。福岡はフリースローを確実に決め手抜け出そうとします。ペッパーズの3Pが止まらない。福岡に逆転を許します。この時点で60対57。でも残り時間わずかで福岡の外国人選手のファールがかさみ、日本人選手だけになりました。


いよいよ勝負の第4クォーター。秋田は開始1分でチームファール3つ。ポジション争いでしょうがない部分があります。ですので、もらったフリースローを確実に福岡は決める。リードは福岡ですが、一進一退の攻防です。秋田のシュート精度が落ちている。でも秋田が負けたらフリースローを猛練習です。この間に、福岡は点数をじわじわと広げます。残り3分で77対66。うーん難しいか?見ている方は面白い。

結局は82対72で福岡の勝ち、このあとゲーム3、5分ずつの試合で決着。福岡の意地もまた素晴らしい。この両者はB1に上がっても因縁のライバルとなることに間違いない。

さあ、運命のゲーム3ですね。オンザコート2。
ああ、中山選手のせっかくのフリースロー失敗から始まりました。前半終わって7対6。秋田がリズムをつかみかけたけれど、福岡もペッパーズの個人技で食らいつきました。福岡のファールをもらうポジショニングは絶妙ですね。



勝負所で、秋田はミス。ターンオーバーをしてしまう。まあ、これが勝負の世界。ディフェンスからのオフェンス、、そのオフェンスがずれてしまった。シュートの精度を考えてほしい。福岡の「えっ、これが決まるの?!」そんな場面が危機の時に出せるのはどういう訳なのか?試合の流れを引き寄せる。

最後同点の3Pを狙った谷口選手のシュートが外れゲームセット!短かったよー。
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確かに秋田はディフェンスを磨いてきましたし、それが見事はまると、一気に流れもよくなり、トランジションオフェンスにつながり、結果も付いてきました。ですが強い相手となると、2戦目では攻略され、オフェンスの精度がないと、ここぞという時、頼りない。なぜなら厳しいディフェンスはターンオーバーを誘いやすいけれど、ファールの対象にもされやすいから。そこをつかれると、後手に回ってしまいます。福岡の選手もここぞという時のディフェンスは出来ていたから、秋田のシュートがずれていました。そうやっているうちに点差が付いて、選手も、ディフェンスの疲れもたまり、悪循環になりやすいのだと思います。[/char]

福岡がこのアウェーで勝ち切った福岡は素晴らしい!!

秋田には何が足りなかったのか?それを確実にB1で生かしてください。このままではB1の千葉や琉球、三河には通用しません。ある意味、負けたのは財産ですので、ここからもっと強くなります。特に千葉には、元秋田で活躍した富樫選手、ライオンズ選手がいます。打ち破ってもらいたいです。ありがとうハピネッツ!

レギュラーシーズンは、54勝6敗で地区V。熊本とのプレーオフ準決勝2試合、福岡との初戦も勝ち、王手をかけての大一番だった。しかし、この日、若い選手が多い秋田は重圧にのみこまれ、2戦とも逆転された。

リーグ制覇は逸したが、今季就任したジョゼップ・クラロスヘッドコーチ(49=愛称ペップ)との出会いは大きかった。ベンチ入り全員で出場時間をシェアしながらオールコートで動き回り、体を激しく寄せる“攻めのディフェンス”。「1年で秋田をB1に戻す」という公約を果たした名将に、シューティングガード・田口成浩主将(28)は「最初はペップ流の細かいバスケットに戸惑ったこともあったが、そのうち『この人凄いな』と…。僕にとっても秋田にとっても本物の助っ人だった」と、試合後は感極まって涙した。成長を実感した秋田の選手が、来季はB1で躍動する。(須貝 徹)