歯医者さんに行って、歯の治療が終わると今度は、差し歯(補綴物)の選択を迫られるようになります。
[char no=1 char=”トミオ”]これは治療の段階で色々説明される場合もありますね。何でもかんでも私費(保険外)の差し歯を勧める歯科医師には注意してくださいね。(パラジウム金属の値段も上がり、保険診療は、やればやるほど赤字と思っているかも?)[/char]
保険で済ませる場合はいいのですが、私費(自由診療)になると高額になってしまうからです。前歯や奥歯によって、患者さんのリクエストも違ってきますが、私費には十分な注意が必要です。
ただ、言っておきますが、保険の材料が粗末で悪い!ということではありませんので!
私費の差し歯はセラミック、ジルコニアという材料で、審美的に優れています。技術の進歩は実にあり難く、患者さんのニーズに幅広く応えるものです。
正し、材料的には半永久的かもしれませんが、その分、メンテナンスが重要なのです。
基本は歯ブラシによる、プラークコントロールが出来る人なのか?あるいは自信がないときは月に一度は歯科医院に通って、チエックしてもらえるのか?
ある日突然、歯茎が腫れてきたらどうしますか?
ある日突然、かみ合わせたら痛くなりだしたらどうしますか?
歯医者サイドは、「歯磨きが十分でなかったようですね」といわれるのではないですか?あなたが頑張っていたとしても。
高価なものを入れてダメになるケースは、メンテナンスが出来ていない人だと思うのです。入れてしまえば虫歯にならないと安心してしまうのでしょうか?
入れてからの勝負と肝に銘じないといけません。
よく話にでるのがインプラントです。最近では、弁護士が狙っている案件になっているので、歯医者さんは、特に取り扱いを注意しているとか、、。
後はセラミックやジルコニアは天然歯より硬いので、対合歯がややもすると、減るかもしれません。擦り切っていく可能性があることを知っておくべきです。(金属の上にセラミックを張り付けるタイプもあります。メタルボンドポーセレン)
保険の差し歯って最悪なのか?
準セラミックのハイブリッド型のレジンが材料としては主流です。セラミックより審美的には劣るかもしれませんが、それでも性能はアップしています。
耐摩耗性もそんなに神経質にならなくてもいいと思います。対合歯にも優しいです。金属の上に張り付けるタイプもあります。(硬質レジン前装冠)
後は昔からある、金属冠。全部鋳造冠ですね。こちらはパラジウムが原料です。適合は金属のほうがいいと思います。(私は審美もいいけれど、まず、適合ありきだと思います。いかにセメントがよくなろうとも。適合が悪いと予後も悪いと思うのです。)
時々、金属アレルギーの人が受診されますが、、そうした場合は、メタル以外の補綴物を検討するしかないのが可愛いそうですね。
差し歯の値段、ブリッジは高額に?
広範囲ですと保険がきかないので、、、。
ジルコニア一本で安くて10万~ぐらいでしょうか?5本6本と入れると、高額ですよね?(半年や一年で土台が悪くならないようにメンテナンスは必須です)半分は税金で持っていかれますが、、やっぱり歯科医師にはおいしいでしょうね。
まあ、芸能人なら歯が命???ですので、お金もいっぱい使えるし、、、相応に対応してもいいのですが、でも歌手で奥歯が銀歯っていう芸能人も結構いますね。
あと、体はぼろぼろ、、、歯だけばっちり、、もどうなのかな?
確かに、前歯部は審美的に大事ですし、奥歯もそれに越したことないけれど、、、。日本の保健診療だって使い方ではまだまだ大丈夫ですからね。
あんまし、心配しないで、、誠実な歯医者さんと巡り合い、かかりつけ医になれるといいですね。そして重要なのは、歯科衛生士さんが親切で、あなたのお口のアドバイザーをして、先生が削ったところをしっかり、型取りをし、歯科技工士さん(今はほとんど外注です。県内外。)が患者さんのことを思って、時には先生に進言をし、丁寧につくる、この流れができている歯科医院は、保険でも私費でも患者さんは自然と付いてくると思います。
[char no=1 char=”トミオ”]実際は歯科技工士さんは大変だろう、、。技工料金を安くしないと、仕事が回ってこないから、、、。(ダンピングの競争もひどいです)安くすれば歯科医師は喜ぶかもしれないが、どんな気持ちで作っているのだろうか?そのような補綴物で本当にいいものが作れるのか?疑問ですね。安ければ、大量に作成しないといけないから、歯科技工士さんには「働き方改革」は通用しないと思います。そうすれば歯科技工士になる人は少なくなるし、いずれ、足りなくなると思いますよ。[/char]