食中毒の予防対策
出典http://entert.jyuusya-yoshiko.com/ogiri-syokutyu/

日本列島もいよいよ梅雨に入りましたね。ジメジメと湿気の多いこの時期は実は「食中毒」が多くなる季節でもあります。


湿度が高くなることで食中毒菌の繁殖が活発になります。食中毒とひとことでいっても、その原因となる物質や感染源はさまざまです。



食中毒は、ノロウイルスなどのウイルス性の食中毒やフグや毒キノコなどの自然毒の食中毒がありますが、これからの時期もっとも気を付けるべきは、食品の中で菌が繁殖し増加する細菌性の食中毒です。


O-157やサルモネラ菌、カンピロバクターや黄色ブドウ球菌など、多種の菌が繁殖する可能性が高まります。

これらの菌は湿気が多く、空気中の水分が豊富な場所を好みます。梅雨の時期は菌にとって、もっとも過ごしやすく繁殖のしやすい時期だと言えるでしょう。



それでは食中毒の感染を防ぐためには、どのようなことが必要なのでしょうか?

まずは高温多湿を避けることが重要です。

雨だからといって窓を閉め切ってはいませんか?

室内にある食品や調理器具についた菌が繁殖してしまいますので高温多湿をさけ、窓を開けて換気をしたり除湿器を置くなどの対策をいたしましょう。


そして調理時には手洗いをしっかり行いましょう。調理中の生肉や生魚に触れた際は特に念入りに手を洗いましょう。

また、食品はしっかりと加熱することが必要です。

サルモネラ菌やブドウ球菌などは65度以上の加熱で、死滅すると言われているので、中までちゃんと火を通しましょう。

さらに、お弁当などすぐには食べない食品を管理する際には、5度以下で冷蔵保存するのがよいでしょう。


テーブルの上に数時間置きっぱなしにする、車内に置いておいた食べ物を食べるのは危険ですので止めましょう。



食中毒はとても身近な脅威ですが、正しい知識や予防法を知ることである程度は防ぐことができます。


今年の夏も暑くなるとのことですので、梅雨の時期から夏までしっかりと対策をして、食中毒にならないように十分注意して下さい。