出典http://www.sankei.com/pyeongchang2018/photos/180214/pye1802140060-p4.html

渡部暁斗選手はラージヒルで第1位!優勝をもくろむドイツの選手とは24秒差!これで金メダルのチャンスが舞い込んできた。と誰もが期待しました。テレビ中継も夜の9時半スタートで、日本国中応援していたと思います。

実況や解説者の判断は適切だったのか?

それにもまして、解説してくれた、荻原健司氏の判断はどうだったのか?

私的には応援演説の範囲は認めつつも、もう少し冷静なプロの眼の解説で在ってほしいと思った。それまで、24秒差での金メダルに一番近いとする、期待いっぱいでの解説でよかったのか?ドイツ選手の走力をちゃんと分析していたか?渡部選手の走力は確かだったか?

渡部選手自身は「厳しいものになる」と試合前に話していたし、そのような試合展開となりました。


トップでのスタートゆえの、体力の消耗。ドイツ選手3人のまるで、団体パシュートばりの巧みな戦術。あれよあれよと飲み込まれていく様は、金メダルとは程遠い展開を予想されるものになって行く。

解説者によれば、ドイツ選手も追い上げてきたから「脚がパンパンのはず」なんて言っていましたが、パンパンなのは、渡部選手。これをどうして冷静に読み解けなかったのか?

ドイツ勢の体力には驚かされた。「強いですねー」なんて言っていられる場合ではないでしょ?彼らの驚異的な体力の裏付けを経験からの解説を、スケートの清水元選手みたいに分析の場面でしょ?

ゴール後、、彼らは抱き合って喜びを表現したし、まだ余裕がありました。一方の日本人選手は倒れ込み、息を切らしていた。



やはり、ジャンプで先行逃げ切りの作戦は、もはや日本人には通じなくなってきていると思います。圧倒的な「走力」で逆転できる体力。30秒先行されても追いつき逆転するドラマこそ、感動もひとしおです。

最後に

いずれにしろ、ノルディック複合の戦略の見直しが急務です。ノーマルヒルでの「銀メダル」獲得した価値はすばらしいです。ですが「金メダル」を目指すのであれば、今回通じなかった部分を見つめ直し、団体パシュートばりの、対策を練って、練って、リベンジしてほしいと思います。一番の近道はプライドを捨ててドイツ選手の合宿に参加する、ドイツのコーチに指導を仰ぐ。スケートの小平選手がオランダに行ったように。