第12回 U18アジア野球選手権大会では、わが侍ジャパンがまさかの台湾戦で負けてしまいました。スコアは3対1。これをどう見るのか?そんなに点数を入れられたわけでもなく、もう少し打てそうな気もしましたし、吉田輝星選手の状態がよくなかったのも気になります。でもそんな中、良く抑えたと思いますよ。吉田投手が出たら、何が何でもゼロに抑えないといかないとは、思ってもいませんし、自分をそんなに責めないでほしいです。
フォームの違和感をぬぐえなかった。投球時に頭がぶれてしまう部分の修正を試みながら、「どこが悪いかよく分かっていなくて、そのまま投げてしまった」と猛省。四回は1死後に安打を許し、犠打と四球で2死一、二塁のピンチを招いた。8番に左前に運ばれ勝ち越されると、続く9番には2死一、三塁から意表を突くセーフティースクイズを決められた。「甘い球ばかりいっていた」と唇をかんだ。
五回以降は意地を見せて台湾打線を無失点に封じただけに、四回だけが悔やまれる。「自分が流れを引き寄せられなかった」。1次リーグの韓国戦は先発で、この日はリリーフで。大事な場面で登板し、2敗してしまった現実。初めて経験した国際大会で「なかなか自分のピッチングをさせてもらえなかった」とうなだれた。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180908-00000018-dal-base
確かに吉田投手がマウンドに立てば、ある種の期待が膨らみますよね?それは分かります。でも素晴らしい素質の彼もまだ高校生。
甲子園での活躍後も、日本代表に入り、調整をしてきましたが、ピークとは多少、ずれが生じたのかもしれません。もちろん気持ちは、「抑える!貢献する!」と強い気持ちはあったと思います。それとは別に微妙な体調の変化があったのかもしれません。
それはもしかしたら、「力み」の部分ではないでしょうか?
あんなにボールを投げ終えて、帽子が飛ぶ姿は初めて見ました。それはストレートの質にも現れているような気がします。低めに集めて、地を這うような伸び、ホップしてくる切れは影を潜めました。
変化球も然り。
いずれもコースが甘くなって、真ん中に入り、追い込んでも打たれてしまいます。甲子園の状態と比べてみてください。
生命線であるストレートが甲子園での吉田投手のモノではなかったのです。そしてそれは、吉田選手自身が一番よく知っていると思います。まして今はその原因がどこにあるのか?冷静に判断できなくなっているのかもしれません。
彼が出てくればいつも「なぎ倒してくれる」そんな期待を私たちは持ってしまいますが、あまりにも酷な感じがします。
今一度吉田選手に必要なのは休息とリフレッシュ。今月末には国体で万全の状態で臨んでもらいたいですね。